潮町茶屋のこと。
広義で各買い出し人の駐車場、荷捌き場を指す。
魚河岸には数百を超える仲卸業者や、関連物販売業社が存在する。
各社に個性や特性があり、飲食店などが仕入れをするにあたり、1業者のみで済ませることはなかなかに難しい。
ウニはA社、サバはB社、経木はC社、、、など各社を回ることになるのだが、その都度商品を受け取っていると、手がいくつあっても足りなくなってしまう。
そんな時に利用するのが茶屋というシステムである。
購入した商品を指定した茶屋に配送してもらうことができるのだ。
数多くある茶屋はそれぞれ、番号や屋号により識別されている。
各茶屋も得意先の名を以て荷物の保管を引き受けることとなる。
茶屋の機能自体は上記の通りだが、その後の流れも補足するほうが親切であろう。
1、預けていた荷物を買い出し人が引き取る。
2、買い出し人の駐車場として指定されている場合は積み込みをして市場を後にする。
3、運送会社が茶屋を借りあげている場合は受付窓口と同義であり、各方面へ配送を行う。
1、2については買い出し人が直接市場に出向く必要があるが、3の場合は市場に出向くことなく電話注文などにより仕入れが完了する。
ここまでが、まとめて茶屋の性質であるということは、運用されている現場を見るまでは実感しづらいだろう。
関連語として[共配]
@使用例@
[持って帰れないから茶屋出しといてよ]
[あらら、あの客茶屋に荷物起いたまんま帰っちゃったよ]
コメント